見終わったよ。
最後にふさわしい、いや、それ以上の素晴らしいレースでした。
予選十番手から追い上げて、タイヤのバースト、最下位からの追い上げ。
結果4位。
こんな凄いドライバーが他にいるかしら。
ポールtoウィンで危なげない走りをするよりも、もしかしたら劇的で感動的だったかもしれない。
最後まで諦めない、恐い、早い、でもトラブルにもミスにも見舞われる。
いや、逆かな。
トラブルもミスもあっても最後の最後まで攻めの走りをし続けた。
今回のミハエルは正々堂々。そしてとても人間的だったよ。
どんなことにもめげない。そして最後までクルーを信じた。誠意で接し続けた。
さらにバリチェロを抜くときのあの、振り上げた手。
涙ぽろぽろでしたよ。
結果的にはマッサが母国グランプリ初制覇。セナに続くブラジル人によるブラジル制覇。
自身2度目の優勝。
2位につけ、さらには2年連続のワールドチャンピオンを手にしたアロンソ。
最後の涙ぐみながらチームラジオで感謝の言葉を述べるのにはちょっとグッときた。
14番手からスタート、途中脅威の早さでアロンソに食いかかり、最後も1秒差でゴールイン、
表彰台をもぎ取った我らが王子(笑)バトン。
マッサの母国GP制覇とアロンソのワールドチャンピオン奪取で最終戦3位の影も薄れがちだったけど、
今GPのオーバーテイクマスター、ミハエルに次ぐ奮闘っぷりです。
表彰台3位なのに、てっぺんのマッサとあまり身長が変わらないという・・(笑)
結果順位をまとめると、(カッコ内は予選順位・+は1位との差)
1(1) F.マッサ [フェラーリ]
2(4) F.アロンソ [ルノー] +0:00'18.658
3(14) J.バトン [Honda] +0:00'19.394
4(10) M.シューマッハ [フェラーリ] +0:00'24.094 71
5(2) K.ライッコネン [マクラーレン・メルセデス] +0:00'28.503
6(6) G.フィジケラ [ルノー] +0:00'30.287 71
7(5) R.バリチェッロ [Honda] +0:00'40.294 71
8(12) P.デ・ラ・ロサ [マクラーレン・メルセデス] +0:00'52.068
9(9) R.クビサ [ザウバーBMW] +0:01'07.600
10(20) 佐藤琢磨 [SUPER AGURI Honda]
11(17) S.スピード [STRコスワース]
12(15) R.ドーンボス [RBRフェラーリ]
13(16) V.リウッツィ [STRコスワース]
14(18) C.アルバース [MF1トヨタ]
15(22) T.モンテイロ [MF1トヨタ]
16(21) 山本左近 [SUPER AGURI Honda]
17(8) N.ハイドフェルド [ザウバーBMW]
DNF(19) D.クルサード [RBRフェラーリ]
DNF(3) J.トゥルーリ [トヨタ]
DNF(7) R.シューマッハ [トヨタ]
DNF(11) M.ウェーバー [ウィリアムズ・コスワース]
DNF(13) N.ロズベルグ [ウィリアムズ・コスワース]
琢磨は、SAF1として初のベスト10入り。
後半、トップチームにもひけを取らないタイムで走っていた。
残念。だけど不思議とスカッとしてる。
すっっっごい楽しめた。
ありがとう、シューミー。
We love you Schumi we do. We love you Schumi we do. We love you Schumi we do, oh, SCHUMI WE LOVE YOU!!
PR